三留商店

三留商店のこと

1.「はじまり」

三留商店は、明治十五年(西暦1882年)
一代目 長兵衛が、鎌倉・坂ノ下の地に
飴屋として創業しました。
おかげさまで、現在も同じ場所で
地域の酒屋・食料品店として、
商いを続けております。

1882年〜店先にて

先代 徳衛の頃。
ご縁で紀州の梅干しや熊本の赤酒を置くようになり、「食料品店」としての最初が始まります。食道楽の徳衛は美味珍味を探して津々浦々を駆け巡り、各地の逸品を鎌倉の地へと持ち帰りました。このことが、現代の当店にも受け継がれる「美味しいもの」探求の志、店の礎となります。

鎌倉は一方を海に、三方を山に囲まれた細長い土地です。

鎌倉は一方を海に、三方を山に囲まれた細長い土地です。温暖な気候と豊かな自然、風光にも恵まれて、首都に近い別荘地、保養所として発展しました。
三留商店では、そのような別荘で過ごされるお客様からのご依頼で、当時としては珍しい食品も積極的に取り寄せておりました。
お客様の審美眼と、店主の食に対する探求心。店頭に並べる品々にますます磨きがかかりました。

食料品店として軌道に乗ってきますと、 徳衛に新たな想いが沸きおこります。

その後、作家 向田邦子氏をはじめとする、多くの食を愛してやまない方々からのご愛顧を頂戴するように。
食料品店として軌道に乗ってきますと、 徳衛に新たな想いが沸きおこります。
「三留商店でしか買えない商品を作りたい」

オリジナル商品の開発・販売です。
早速、「ピクルスビネガー」に着手。紆余曲折の末、販売に漕ぎ着けました。

心にのこる いいものを

「鎌倉洋食ソース」「薬膳ソース」へと続きますオリジナル商品は、現在も、当時と変わらぬラベルで店頭に並んでおります。
また、2020年令和の年には、薬膳ソースをかくし味に用いた「鎌倉薬膳カレー」が新たにラインナップに加わりました。
昨今では鎌倉のお土産としてもお使いいただいております。

“心にのこる いいものを”
美味探求の志を失わず、世界各地からの「美味しい食材」を厳選した品揃えで、皆様のご来店をお待ちしております。

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